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口腔癌に対する超選択的動注化学放射線療法
 口腔癌は,手術後に咀嚼障害,嚥下障害,構音障害などの機能障害に加え審美障害を有します.機能温存を考慮した新しい治療法が求められており,その治療戦略の一つとして動脈内注入(動注)化学療法があります.
 口腔癌に対する動注化学療法は3つの方法に分類されます.(図1)はその3つの方法を用いて,舌癌の腫瘍栄養動脈である舌動脈にカテーテルを挿入した様子を模式的に示した図です.

まず浅側頭動脈から直線状のカテーテルを外頸動脈内に腫瘍栄養血管の分岐部近くに設置する方法は従来から行われてきましたが,抗癌剤の腫瘍内移行が不確実であり,標準治療になり得ませんでした.(図1-a)ではカテーテルから注入した抗癌剤が,舌動脈,顔面動脈,顎動脈に流れてしまいます.
 Seldinger(セルジンガー)法を用いた大腿動脈からの超選択的動注化学療法は,放射線療法との併用で高い抗腫瘍効果が確認されていますが,長期留置が不可能で抗癌剤注入時に毎回カテーテルを挿入する必要があり,脳梗塞や突然死などの有害事象が報告されています(図1-b).
 近年,浅側頭動脈から逆行性に彎曲カテーテルを腫瘍栄養血管に超選択的に挿入する方法が報告されました(図1-c).この方法はカテーテルの長期留置が可能で,手技の安全性が高く,放射線療法の同時併用療法で高い抗腫瘍効果が得られています.またカテーテル挿入の成功率は100%ではないものの,約85%と高く,適応症例は非常に多いと考えられます.
 カテーテルを挿入後は確実に挿入されていることを確認するため,カテーテルから青い色素を用いた患部の染色,血管造影,カテーテルから造影剤を注入しCT撮影を行い,カテーテル挿入を確認します.
 この逆行性超選択的動注化学療法に放射線療法を6週間併用します.予定した6週間の治療が終了した後はCT,MRI,PET-CT,組織採取などの検査を行い,治療効果を判定します.これで原発巣の病変が完治したと判断できた場合は,原発巣は手術せずに経過観察となります.もし原発巣の病変が残存していると判断した場合は,手術を含むその他の追加治療が必要となります.
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